今週の冷え込みのせいか、風邪の話しを患者様から聞くことが多くなってきました。ご自身が引いた方もいれば、職場で流行ってしまい人手が足らなくて大変だぁ～という話しまでいろいろ・・・


インフルエンザもボチボチ増えてきているようですので、手洗い、うがい、マスクは皆様忘れずに！！

カゼの初期に鍼灸がよいですというお話しは、以前にもここで書いたことがあるのですが、やはり忙しい時期ですので引き始めに無理をしてしまい薬で何とか抑えてはいるがながびいてしまい、喉痛や、咳が止まらないという方もいらっしゃいます。

鍼灸的にはそのような場合、「裏に入ってしまった邪を浮かせて散らす」というような治療の表現をするのですがこれではなんのことだかさっぱり分かりませんよね（^^;:）

当院では風邪が長引いてしまっている方には、まず喉の痛みやイガイガ感がある方には、照海というツボにお灸をして体力的に問題がなさそうなら首肩周りの凝り感を取るような治療を行います。

咳き込んだり、痰を出すようなことを繰り返していると筋肉の緊張が強くなり、軽い刺激でもすぐに咳き込みやすくなります。それがまた、炎症している粘膜を刺激して喉の治りを引き延ばすというような悪循環になってしまっているように思えます。

実際、首肩背中の筋肉の緊張を取ることにより、喉の痛みや咳症状が軽減することはしばしば見られます。

「風邪は万病の元」とは昔からの言葉ですが、まずは予防が大事ですが、長引いてしまって苦しいようなときには一つの手段として思い出して頂ければ幸いです。