おぎはら鍼灸院
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逆流性食道炎

逆流性食道炎

2014/01/29

本日もご訪問ありがとうございます。

先日、いつもご来院の患者様が逆流性食道炎との診断をされたとご報告頂きました(^^:;)

最近、この逆流性食道炎の診断をされる方が多いように感じます。

逆流性食道炎とは、強い酸性である胃液や、胃で消化途中の食物が食道に逆流して、そこにとどまるために、食道が炎症を起こしさまざまな症状が生じる病気です。

どのような症状かというとざっと以下のような症状になります。
胸焼け
みぞおちや上胸部痛
食事中・後、横になったとき、前屈したときに喉や口に胃酸が逆流する
胸部違和感、不快感
喉の違和感、声のかすれ
腹部膨満感
嘔吐・多くは過度のおくび(げっぷ)を伴う。
流涎
食物による食道痛
就寝中逆流物の気道への誤嚥による呼吸器症状
(wikipedia参照)

また、若い人に増えてきている理由としてピロリ菌の保有率の低下があげられています。70代以上の人は半数以上がピロリ菌を保有していますが、20~30代になると保有者は2、3割。ピロリ菌がいないことで胃酸の酸度が高い人が増えたことに加え、脂分が多いなど食事内容の影響が強いようです。

もっともピロリ菌は胃酸の酸度を下げる働きがありますが、胃の粘膜を損傷し、胃炎を起こす悪性の菌。いないに超したことはないのですが・・・

それとは別に逆流性食道炎の原因の1つとして、腹圧(おなかのはり)もあげられます。腹部に膨満感がある時、胃は腸からの圧迫を受け、食道への逆流が起こりやすい状況になっています。

常習性便秘症のかたを調べたところ、その約10%に逆流性食道炎がみられたとのこと。
食事と便秘による腹圧の上昇。これも若い患者さんが増えた原因として上げられるようです。

鍼灸ではどう対処していくか?
逆流性食道炎の原因の多くはストレスと言われています。自律神経も含めその辺りの調整をしていくことと、胃腸虚弱の方が多いですので、その働きを強めていく治療になります。
症状の個人差は大きい病気ですが、治療の選択肢の一つとして考えて頂いてみてはいかがでしょうか。

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