本日もご訪問ありがとうございます。

先日、以前受診された患者様から足が着けないほど痛いから診てほしいと連絡がありました。

来院されると、足を引きずるようにベットに入りました。

痛む場所は、足首から先で甲側。
カルテを見ると、昨年も同じような症状で受診されています。

患部を診察しても腫れてるわけでも、赤くなっているわけでもありません。

それでも表面を軽く触れただけでも痛がります。
理学テストをしても腰椎が原因の神経痛ではないようでした。

こうなると西洋医学的には、はっきりした原因は断定できませんがそれでも治療に入れるのが鍼灸治療（東洋医学）の利点です。

体表から観察される異常をを元に治療を進めた結果幸いにも痛みを半減することができました。

三日後に2回目の治療に来た時にはまだそれなりの痛みが残っていました。

注意深く体を観察し、治療した結果、歩く時の痛みは8割方減らすことができました。

まだ安心はできませんが、昨年も数度の治療で治まりましたので、今回もこのまま落ち着いてくれればと思います。

治療としては、体幹の筋肉といわれる大腰筋やそこに関係する斜角筋の緊張を緩めたことにより症状の改善を図れました。

患部は触れただけでも痛がりましたので、直接の刺激はできない状況でしたが、遠隔のツボを使った治療がハマったようです。

この辺りは鍼灸治療の醍醐味ですね。