PMSと生理不順でお悩みだった20代(前半)の患者様
2023/12/12
本日もご訪問ありがとうござます。
今回は生理不順でお悩みだった患者様のお話です。
来院時、20代前半でしたので、そのお年で鍼灸で治療をしようと思うくらいお悩みだったのだと思います。
症状としては生理前にかなり体調不良が続く状態でお仕事に行くのにもつらいとのことでした。
具体的にはだるさ、強い眠気、吐気(嘔吐)、精神的な不安定感、生理中の頭痛など。生理周期はピルの服用でなんとか安定している状態で、病院ではPMS(月経前症候群)との診断でした。
このような症状でなぜ鍼灸?と思われるかたも多いと思いますが、鍼灸、東洋医学では婦人科系の問題解決に長く効果を上げています。
生理にかかわる症候を昔から「血(けつ)の道症」と表現します。これは東洋医学では体の構成に重要な要素として「気血(きけつ)」という考えがあるのですが、婦人科の症状は「血(けつ)」の変調によって起こるとされていて、その解決法も鍼灸、漢方ともに長く研究されているのです。
今回の患者様は、月に2回のペースで治療を開始しました。治療経過としては2か月後くらいから生理中の症状が軽減(頭痛、腰痛、腹痛など)。
4か月目からはピルの服用がなくても生理周期が安定してきました。生理前症状は微減の状態。その後、ピル服用中止の影響か一時期生理周期が伸びることがありましたが徐々に安定してきました。
最終的に生理前の眠気が軽度に続いてい入るのですが、現在は日常生活には大きな影響はなく毎日を過ごせるようになりました。治療頻度も生理周期に合わせて、月に一回で安定しています。
このように、鍼灸(東洋医学)と一見関係がなさそうに思われる症状も適応になっているものが多くあります。当院は痛みやしびれの治療を専門としていますが、その裏にこのような問題を抱えている方も多くご来院されます。きかっけは肩こりや腰痛でも、長くお悩みだった症状が思いがけず解決して喜ばれることもしばしばです。
これをお読みいただいているあなったのお悩みも、もしかしたら鍼灸に解決の糸口があるかもしれません。ちょっとの勇気を出して私たち鍼灸師にご相談してみてはいかがでしょうか。
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おぎはら鍼灸院
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