ギックリ腰等の急性症状の後に「お風呂に入って良く暖まりました」という話を良く聞きます。

これは、入浴直後は循環が良くなり、患部の炎症性物質が流され痛みが一見引いたような気がするのですが、
結果的には炎症を強めてしまい、その後急激に冷えることで、今度は患部の血管が通常より収縮がしてしまうので翌朝には痛みが増してしまうことになります。

この最初の処置を誤ってしまうと、炎症が引くまでに時間が掛かってしまい、痛みが引きにくくなってしまいますのでご注意ください。

ちなみに、鍼灸治療においても患部が熱を持ってしまっているときは直接腫れているところには鍼はせず、遠隔部から腫れを引かすように治療をしていきます。