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ここ最近、ストレートネックが原因の一つになっている、肩首コリの患者様が続きました。

ストレートネックとは厳密に言うと頚椎の生理的前湾角度 ３０度以下 の首の状態をさします。

30°といってもピンとこないかも知れませんが、上記の写真のように、首の骨の並びがまっすぐになってしまっている状態です。

これだと、頭の重さを分散することが出来ず、頸椎に重さがまともにかかかってしまうので、頸椎の変形などを起こしやすく、コリや痺れの原因にもなります。

近年は、パソコンによる作業が増えたことで発生頻度が高くなったと考えられているようです。

他にも私の臨床経験上、バレェや社交ダンスのような不自然に背筋を長時間延ばすことを強いられることにより起こしている方もいらっしゃいました。

このストレートネックの状態の場合、通常の肩首コリよりも治療には時間が掛かることが多いです。　　　　　　　　　　　　　　　

時間が経ってしまっている場合は、腰椎や骨盤の角度まで異常を来しているのでかなりしっかりと、骨盤周りからほぐしていき、首肩部の緊張を改善していく必要がありそうです。

骨の異常だからとあきらめてしまっている方もいらっしゃるようですが、ほっておけば、症状が徐々に悪化していく可能性もあります。そうなれば、日常生活にも影響が出てしまいます。病院でストレートネックと言われたもののどうしたらよいか分からないという方は一度ご相談頂ければと思います。