本日もご訪問ありがとうございます。

以前に歯科治療をした後に、片側でしかものを噛むことが出来なくなり、それが原因で顎関節のズレを来たし、骨盤、股関節が歪み、肩こりや、首コリ、しいては手首の腱鞘炎が起こったという話を書いたのですが、今回は足に一定の負荷をかけると、かかとがしびれるという症状のかたが来院されました。

肩こりも腰痛も自覚的にはなく、押してみても筋肉は柔らかい。なんとも原因を予測しにくい状態です。

ただ、よく観察すると、座位時に軽い側彎を認められ、腰部の筋肉にはかなりの左右差がありました。

その他には、乳様突起の高さのズレ、左肩の巻き込みなどが見られました。

そのあたりを目安に、治療を開始したのですが、痛い側ではなく、反対側の筋緊張を取っていくと症状が軽減するというちょっとめずらしい現象がみられました。

最後は、患側の肩の巻き込みが残ったのでそれを調整するとだいぶ症状が軽減しました。

まだ、症状が完全に取れたわけではないので、はっきり痛みの機序はわかりませんが、かなり微妙な身体のバランスの変化で痺れがでているような気がします。

患部での治療でなかなか、効果が見られない時には、この様な身体の見方を元にする治療をして頂くのも一考かと思います、いかがでしょうか（＾＾）