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灸治療は、鍼灸に欠かせない治療法です。
「もぐさ」というヨモギを材料にし加工したものを使用します。

昔からこれは変わりません。
他の植物で代用が利かないのかとも思うのですが、他のものを原料にもぐさを作ったという話を聞いたことはないのです。

現在通院していただいている患者様に、お灸だけで治療をしている方がいます。

頚腕症のような症状ですが、一時期は自発痛がかなり強く相当に辛そうでしたが、現在治まりつつあります。

なぜお灸だけになったかというと、発症時、自発痛が強く（内臓疾患によるもでないのは確認してあります）、待合室の椅子に腰かけている以外の体勢が取れませんでした。

ちょっとした体の動きも響いてしまい普段行っている治療はまったくできず、しょうがなしに患部に灸をしていったところこれが思ったより奏功しました。

治療回数は少なくはなかったのですが、1週間から2週間間隔の治療でここまで改善してきたのもちょっとびっくりでした。

それに加え、ここ最近は足首周りの冷え感が取れてきたというお話もあってさらにびっくり。腰、下肢には一切治療はしていませんでしたから。

お灸の治療は、鍼とはまたちょっと違う効果があるとは感じていましたが、改めて治療効果を確認した出来事でした。