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或る程度のお歳の方に多いのですが、手指の第一関節が膨らんだり、曲がったりする症状があります（イラスト）

最初はリウマチと勘違いされることが多いのですが、病院で先生に相談するとたいてい、「加齢による変形だから心配ないよ」と言われ、特に処置はされないようです。

これは、へバーデン結節という名称がついていますが、
患者様の話を聞く限りでは、初期症状ではあまり積極的に治療はされないようです。

今回、長年当院で治療をしている患者様に相談されました。幸いまだ変形もあまりなく、痛みだしてから時間がたっていなかったため、肩首のコリを取り、痛んでいる指に関係する経絡の流れをよくし、患部にお灸をしたところ、だいぶ症状の軽減が見られました。

2～3週に一度くらいのペースで治療をしていますが、一時に痛みは出ても、変形は進行していないようです。
このまま、痛みが引いてくれれば良いと思います。

完全に変形してしまったものを元に戻すことはできませんが、今回のように初期の段階で治療を始めれは、変形をある程度抑えることは出来るのではないかと思えた症例でした。