五十肩の症例~発症後2年経ってからのご来院~
2023/11/23
本日もご訪問いただきありがとうございます。
院長の荻原です。
本日は「発症から2年がたった五十肩の患者様」の治療のお話です。
五十肩について、「痛くてもほっておけばそのうち治るよ」といったような話をお聞きなったことがあるかたは多いと思います。
それはまったくの間違いではないのですが、そうして痛みが引くまでじっと我慢していると、痛みが引いてから肩がが上がらず大変な思いをする方が少なくありません。
今回、ご来院の患者様は最初の時点で治療はせず肩が上がらなくなってしまい、その後に痛みが再発し当院に受診されました。初診時までの経過と90度まであがらない肩の状態を考えると当初改善まで半年くらいは必要かなとの感じでした。
治療経過
治療は当院オリジナルの「経絡筋膜リリース鍼灸法」で対応。
1回目の治療後から可動域の改善は認められたので、私も患者様も改善に期待が持てる結果でした。
その後数回の治療までは、治療後は良いがまた痛みと可動域制限が戻るという繰り返しでしたが、1か月を過ぎたあたりから寝ているときの痛み(夜間痛)が消失し可動域も徐々に大きくなってきました。
治療2か月を迎える頃には、痛みはあるけど腕を前にあげることと、横に上げることは180度近くまで行くようになりました。予想よりだいぶ順調な経過でした。
3か月が経つ頃には、肩腕の上げ下げに痛みを伴うことはなくなり、日常生活の中では痛みが気にならないところまで回復しました。その後は治療間隔も開けて経過観察となりましたが、数回の治療後には日常生活では全く気にならないというところまで改善したところで今回の治療は卒業となりました。
卒業時には、治療の中でも取り入れていた運動療法を再発予防としてお伝えさせていただきました。
今回は当初の想定よりだいぶ早めに改善が見られたのは何よりでした。
週1回の治療にしっかり通えたことは治療効果が高まった一つの理由だと思います。
五十肩は鍼灸では比較的対応しやすい症状かと思います。痛みを我慢して、自然に治まるまで待つよりは痛み出した当初から治療をしたほうが痛みや肩が上がらなくて悩まされる時間はかなりと短くできると思います。どうしても最初は怖いと感じられ方も多いと思いますが思い切って鍼灸院の扉をたたいてはいかがでしょうか。
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おぎはら鍼灸院
埼玉県熊谷市末広2-122 西田リハデイサービスビル1F
電話番号 : 048-529-1666
熊谷で五十肩の軽減をサポート
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