本日もご訪問ありがとうございます。

今日は、皆様にもご注意して頂きたいお話です。

もともとは脊柱間狭窄を伴う坐骨神経痛で通院されていた患者様が、その症状が治まった頃に、首から肩腕が痛むと訴えられました。

その時は首を後ろに倒すと、患部の症状が強くなることから、頚椎由来の症状と考えて治療にあたりました。

ところが、2週間後に来院されたときには「服の袖が擦れるだけでもピリピリ、ヒリヒリとした痛みが出てきた！」とのこと。

どうも今回は頚椎由来の症状としては、イレギュラーな感じかしたので、発疹がないか探してみましたが見当たらず。

ひと通り治療をし、症状は軽くなったもののどうも嫌な感じがしたので、帯状疱疹の写真を見せて、「似たようなものが出てきたら、すぐに病院に行って下さい」と伝えてお帰り頂きました。

後日、連絡があり、治療後しばらくして発疹が出てきたのに気づきすぐに病院に行ったら、薬を処方されたとのこと。比較的早くに症状は緩和。
つぎの来院時にはすっかり良くなっていました。

帯状疱疹は発疹に先立って、神経痛が出ることもよくあり、気づくのくが遅くなると重症化してとてもつらい症状になってしまうこともあります。

今回は早くに受診できたので本当に良かったと思いました。

似たような症状が起こったときには、可能性の一つとして疑ってみてください。

基本的には、皮膚科、内科に掛かっていただければ大丈夫です。